Cibo Matto - Sugar Water (1996)
本田ゆかさんとハトリミホさんによるチボ・マットのデビューアルバム『Viva! La Woman』の1曲。監督はミシェル・ゴンドリー。映像は二つの画面にわかれ、左はユカ、右はミホ。シャワーを浴びるところから始まる。ミホの一日は逆再生されている。水色と赤のノースリーブのワンピース。lalalala....で二人は一瞬だけ交差し、時間が絡み合い、左右の物語が入れ替わっていく。ワンカットで撮影しているそう。イタリアの作曲家、エンニオ・モリコーネの楽曲をサンプリングした気だるさがたまらない一曲で、この曲を聞くと高校生の頃に留学して知り合ったイタリア人の女の子が「わたしもチボ・マット大好き!」と言っていて意気投合したのを思い出して泣きそうになる。元気かな。
Fiona Apple - Paper Bag (1999)
監督はポール・トーマス・アンダーソン。当時フィオナとは恋人同士でもあった。暗いホールにトランクが置かれている。えんじ色のジャケットを着たフィオナが、ダンスホールのカウンターのような場所に座っている。ハットを被って踊る少年たち。美しく赤いドレス姿になったフィオナと少年たちが皆で踊り、少年たちが宙へと登っていく瞬間、奇妙に胸をうたれる感覚がある。恋愛における、わかりそうで手から溢れていく感覚というか。一人の少年がトランクを渡し、ホールを後にする。 Fionaの2枚目のアルバム『When The Pawn...』に収録された楽曲。フィオナの楽曲はどれもそうだけど、愛の困難さに打ちひしがれそうなときに、どうしてこんなにもこの気持ちを共有できるの? という気持ちで溢れる。